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スーパーダイマ(R)鋼管よくある質問

金属コーディネーター東成鋼管（パイプ、鋼材、ステンレス、非鉄金属、精密管、特殊溶接）のパイプイメージ

superdyma

新日鐵住金（株）が開発した『高耐食性めっき鋼板（スーパーダイマ（R））』を使用した鋼管です。

｢スーパーダイマ(R)｣は、新日鐵住金株式会社の登録商標です。

■特徴

1.従来のZnめっきに比べ、ZnにAlにAリットル・Mg・Siを複合添加することで、耐食性を一段と高めています。
2.鉛・カドニウム等、RoHS指定対応の表面処理鋼鈑を使用しています。
3.電縫溶接部はアーク溶射補修することで母材並の耐食性を有しています。

■めっき層成分と耐食性（塩水噴霧試験［試験時間：500時間］）
平面部の耐食性

塩水噴霧試験におけるめっき層の減少速度からみたスーパーダイマ（R）の耐食性は、溶融亜鉛めっき鋼板の約30倍と、極めて高い耐食性を有しています。

■各種めっき鋼板の酸・アルカリに対する耐食性

pHの高いアルカリの条件では、ガルバリウム鋼板は腐食が非常に進行しますが、スーパーダイマ（R）は腐食が一番少なく良好です。また、強アルカリ環境（蓄舎・堆肥舎、モルタル・コンクリート）で良好です。
※但し、アルカリ環境における腐食減量は、一般環境の腐食減量に対し増加します。

■各種用途例　鋼管及び鋼板・形鋼の用途例です。

建築



合成スラブデッキ	外壁/鋼板パネル	病院施設/ケーブルラック

土木



防風棚/パンチング		土留め棚/エキスパンドメタル

住宅資材



プレハブ住宅/トラス	プレハブ住宅/床根太材	各種建築金物

農業・畜産



鶏舎/フレーム	ビニールハウス/骨材+部品	堆肥舎/屋根+フレーム

道路・鉄



道路防音壁	駅舎ホーム/母屋材+軽量形鋼	駅構内の耐久補修/耐震SDJパネル

電力・通信



制御盤	ソーラーパネル架台	メガソーラー/背面板+フレーム

電気・金物・自動車・その他



エアコン室外機保護カバー	自動車用部材	駐輪場用

●この他、高腐食環境・アルカリ環境の製品も取り扱っております。

質問事項をクリックすると、その質問に対する解答が下に表示されます。

従来の高耐食性めっきとどう違うのですか？

A：従来の高耐食性めっきの、亜鉛（Zn）、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)に加え≪シリコン（Ｓｉ）≫を添加することで、Alを含有するめっき層の加工性を高めると同時に、Mgとの複合作用によって腐食抑制をより高める効果があります。

切断部分や、溶接部分の防食性はどうですか？

A：スーパーダイマ(R)の切断端面部は地鉄が露出しているため、初期に赤錆が発生することがあります。しかし、切断端面周辺端面部のめっき成分が溶け出して、主に水酸化亜鉛（Zn(OH)2）、塩基性塩化亜鉛(ZnCl2・4Zn(OH)2)及び水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)等から形成される緻密な保護皮膜をつくり、これが数か月程度の期間のうちに切断端面部を覆います。この保護皮膜は電気伝導性が低く、端面部の腐食の進行を抑える効果があります。また、めっき層に含まれるSiは、上記のような保護被膜が形成されるのを促進する働きをします。

ステンレスとどう違うのですか？

A：ステンレスはその表層に、不動態皮膜を形成しており、とても優れた耐食性を有していますが、「塩」に弱いという欠点があります。一方スーパーダイマ(R)の保護皮膜はその「塩」に対してバリア効果を発揮します。「耐穴あき性」など、構造体として使用する場合に必要な「ハガネの寿命」では、ステンレスが優れますが、パネル表面などに使用する際の「耐赤錆性」ではスーパーダイマ(R)はとても優れています。塩に弱いステンレスに対して、スーパーダイマ(R)は優位性があります。

アルミやガルバリウム鋼板（亜鉛＋アルミ55％）とどう違うのですか？